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2009年11月 9日 (月)

2009年秋 京都・奈良旅行(3)

3日目 11月2日(月)

前日はえらい目に遭いましたが、今日こそはお天気に恵まれることを祈り、出発しました。
この日は、仙洞御所桂離宮を参観することになっていたので、それに合わせての観光になります。

まずは、朝一番で冷泉家へ。
去年も見学したのですが、今年も特別公開をしているとのことだったので、御所から近いということもあり、訪ねることにしました。
今年は東京都美術館で「冷泉家―王朝の和歌守展」が催されているので、そのつながりで、また行きたくなったというのもあります。
(来春には京都文化博物館でも同展が催されるようです)

冷泉家大玄関
こちらは、冷泉家の大玄関。去年も同じような写真を撮りましたね。
去年はけっこう混雑していたのですが、今回は平日の朝一番だったせいか、人もまばらで、じっくり見学することができました。
でも、人が少なすぎて、係の学生さんが、なかなか解説を始めてくれませんでした(笑)。
冷泉家御文庫
冷泉家の心臓部、新旧の御文庫。

冷泉家の邸宅を出ると、修学旅行か遠足か、大量の子どもの行列に出会ってしまいました。
それが通り過ぎるのをしばし待ってから、京都御苑へ。
仙洞御所の参観まで、まだ時間があったので、御苑を少し散策することにしました。
京都御苑
京都御所の南東角から北側に向かって撮った写真です。
こうして見ると、空がどんより怪しい色になってますね。
この後、パラパラと雨が降り出してきました。また、降ったり止んだりの不安定な天気です。

あちこち歩き回っていると、やがて受付開始時刻になったので、仙洞御所へ。
大宮御所の御車寄
宮内庁で管理している京都の施設のうち、他の3カ所は既に参観したことがあったのですが、仙洞御所だけはまだ入ったことがなかったので、今回が初めてです。
他の施設と同様、案内に従ってゾロゾロと巡り歩くのですが、案内してくださった方が、とても楽しい方でした。
ただ、参観者の人数が多かったので、ちょっと遅れをとってしまうと解説の声が聞こえなくなってしまったりしました。
大声では言えないような内緒の話は、マイクを切って言ったりしてたし(笑)。
仙洞御所・八ッ橋
それにしても、こんな藤棚の橋を見たら、次は藤の季節に来たい、って思ってしまいますよね。
でも藤の季節は、青春18きっぷが無いからなあ……(笑)
大宮御所の猫
大宮御所の御常御殿には、こんな気品あふれる猫様もいらっしゃいました。
勝手に住み着いてるんだそうです。
見所がたくさんあったので、写真をたくさん撮ったのですが、他の写真はウェブアルバムのほうでご覧ください。
いや、もちろん、参観申し込みをして、実際にお出かけになるのが一番ですけどね。

参観を終えると、ちょうどお昼の時間になったので、雨宿りをかねて、京都御苑の休憩所でうどんを食べました。
まあ、きつねうどんか、かやくごはんしか選択肢がなかったんですけどね。
そしてお腹が満たされた後は、小雨の中を、急ぎ足で今出川駅へ。
御所は明日3日に参観する予定なので、本日は素通りです。

今出川から地下鉄で五条へ。
五条の駅を出ると、まさかの暴風雨。
でも日は出ていたので、すぐに止むだろうとは思ったのですが、時間がもったいないし、目的地は近いし、と思って、吹きすさぶ風雨の中、東本願寺の北の道を、西本願寺方面に向かって歩き出しました。
目的地はもちろん、風俗博物館です。
通い始めて10年、五条が最寄り駅だったということに、今さら気がつきました。
いつも京都駅から歩いていたので、とくに五条駅を使う機会もなかったわけですけどね。

歩いているうちに、案の定、雨はやんでしまいました。
折りたたみ傘をたたみ、風俗博物館に入ると、これまた、まさかの大混雑。
運悪く、団体客とかち合ってしまったようです。
仕方がないので、その団体さんを避けながら、展示を拝見しました。
土御門第行幸
まずは、一条帝の土御門第行幸の場面。
『源氏物語』ではなく、現実にあったもので、『紫式部日記』にも記述があります。
中央が一条帝。左が道長で、その腕には生まれたばかりの敦成親王(後の後一条帝)が抱かれています。
雪まろばし
次は、『源氏物語』「朝顔」巻より、女童たちに“雪まろばし”をさせて、それを源氏と紫の上が眺めるという場面。
月の宴
こちらは、「鈴虫」巻より、月の宴の場面。
光源氏、蛍兵部卿宮、夕霧らが冷泉院の御前に参上して、親族一同大集合するというところ。
五島美術館蔵「国宝源氏物語絵巻・鈴虫二」の場面が、ほぼ再現されています。
前の雪まろばしといい、この月の宴といい、一見、それこそ「絵になる」ような美しい場面でありながら、登場人物たちの心中を思うと、非常に複雑で、背筋が寒くなるような場面でもありますね。
ひいなあそび
そして、まだ幼い頃の紫の上と、一緒にお人形遊びをする源氏の君。
小さな御殿やお人形に囲まれて、幼い少女と遊ぶ姿、なかなか滑稽です(笑)。
まあ、はっきり言って犯罪ですけどね……。

こうして、毎年通ってますけど、年々小道具が細かくなって、見ていて楽しいですね。
これからも楽しみにしております♪

再び五条駅に戻り、地下鉄と阪急を乗り継いで、いよいよ桂へ。
桂駅に到着して出口に向かう途中、人々がやけに一方向に注目しているなあ、と思ったら、虹が出ていました。
桂の虹
こういうのって、大人になってもワクワクするものなのですね。
予定よりもだいぶ早めに着いてしまったので、呑気にこんな写真など撮ったりしていたのですが、実はこっち、桂離宮とは逆方向の出口だったんですよね(苦笑)。
それでも時間に余裕があったので、駅ビルの中の本屋さんで暇をつぶし、頃合いを見計らって、出発しました。

以前、6年前に桂離宮を参観した時は、駅からの道がよく分からなかったのですが、今回もよく分かりませんでした(笑)。
でも、道を間違えることもなく、なんとか無事にたどり着くことができました。
桂離宮
写真は撮ってもいいけど、公の場で使うのはNGとのことだったので、門の外の写真だけ。
前回来た時は、写真撮影自体、禁止されてたんですけどね。
ともあれ、久々の桂離宮参観で、しかも秋という良い季節なので、3ヶ月前からとても楽しみにしておりました。
何しろ、ここ数回、申し込んでも抽選に外れるということが続いていたものですから。
で、もちろん、期待以上に良かったです。ここの案内の方も面白かったし(笑)。
ただ、雨さえ降っていなかったら、もっと良かったんでしょうけど……。
これが、本格的な紅葉シーズンなら、もっともっと凄いんでしょうね。
思いのほか紅葉も進んでいたので、緑と赤のまだらな感じもまた趣深くはありましたが。
今度は、春の桂離宮も見てみたいな、と思いました。
ただ、夏のほうが、同行人数が少なくて、ゆったりと見られますね。
もともと涼をとるために設計されているお茶室が多いので、暑さもそんなに気にならなかったと思うし。
まあ、どの季節でも、それぞれに素晴らしい、ということですね。
まだ行ったことがないという方は、ぜひ、申し込んで実際に参観してくださいませ~。
無料ですし(笑)。

桂離宮の参観を終え、駅に向かって歩き出すと、ほどなくして土砂降りになってしまいました。
こんなに旅先でお天気に恵まれないのも、私にしては珍しいことです。
最終日の明日こそは晴れてほしい、そう願いつつ、3日目の観光を終えました。

4日目に続く。

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