和暦⇔西暦変換辞書-開発日記(2)
ついに風邪をひいてしまいました……。数日前からノドに違和感があったので、用心してはいたのですが。どうやら、弟にうつされたようです。
さて。「『和暦⇔西暦変換辞書』開発日記」、第2回です。そろそろ、β版を公開しようと思っていたので、その解説をするつもりだったのですが、少々不具合が起きてしまったので、少しだけ公開を見送ります。が、はじめに思っていたよりは、早く公開できそうです。と言うのも、サーバーへアップロードせずに、PC上でCGIの動作チェックをできるようにしたからなのですが、どうして、もっと早くそうしなかったのでしょう(笑)。まさか、こんなに開発が楽になるとは思いませんでした。これなら、万が一、とんでもない欠陥品を作ってしまっても、サーバーへ迷惑をかけることはありませんしね。
今回公開するβ版は、機能面では、正規版とほとんど変わらないと思います。以前のものからの改良点は、まず、なんと言っても、西暦の修正です。以前のものは、ユリウス暦行用時代の西暦に大きな欠陥がありましたが、これを修正し、また、グレゴリオ暦(現行の太陽暦)とユリウス暦とを常に表示することにしました。これは、ユリウス暦からグレゴリオ暦への切り替えが、国によってまちまちであった為です。また、グレゴリオ暦のほうが、なにかと便利な面もあります。ユリウス暦よりもグレゴリオ暦のほうが、太陽の動きとのずれが小さく、より正確な季節を知ることができます。当然ながら、時代が下るにつれて、ユリウス暦とグレゴリオ暦の差は広がっていきます。この差は、西暦1100年には、7日にもなります。特に季節の変わり目などには、一週間も違えば、かなり気候も違ってくるでしょう。この点で、グレゴリオ暦の日付というのは、大いに参考になると思います。厳密には、もっと様々な要素もからんでくるので、そっくりそのまま現代の季節感を当てはめることはできませんが。β版が公開されたら、ぜひ、色々といじってみてくださいね。そして、バグ等を発見されましたら、ご報告ください(笑)。
その他の改良点については、また次回。